WebUI
さて、初期化が完了したところで、さっそくWebUIを使ってみよう。
私見であるが、JuniperのWebUIは思いのほか良くできている。CiscoであればWebのユーザーインターフェースで弄るくらいならコマンドで操作した方が遥かに効率的だと思える。ただ、ハード系や組み込み系というか、開発者によくある傾向なのかもしれないが、HTMLとJavaScriptが軽視されてる気がした。とりあえず、検証は面倒なのでしていないが、JavaScriptがSafariではうまく動いていない。
さて、という訳でFirefox 3を使用して、早速PPPoEを設定を投入する。
初期化されたNetScreen 5GTはDHCPサーバー機能が動作している。そのため、この段階では現用ネットワークに接続してはいけない。
まずはNetScreenのTrustと書かれているポートにUTPケーブルを挿入し、反対側をクライアントに接続する。NetScreenが起動完了しており、クライアントでDHCPが動いていれば、おそらく192.168.1.33/24というアドレスが割り当てられるだろう。違ったとしても、クラスCプライベートアドレスが割り当てられ、ゲートウェイが192.168.1.1に向いていればおそらくは問題が無い。Pingが飛ばない場合などは一度DHCPのリースを更新してみるとよい。
無事にクライアントでIPを取得できたらブラウザを立ち上げ、次のゲートウェイにHTTPアクセスを試みる。
WebUIへのアクセスが成功すれば、次のようなログイン画面が現れるはずだ。
ログインアカウントは初期化後のためどちらもnetscreenである。
Admin Name: netscreen
Password:netscreen
ログインに成功すると次のような画面が現れる。
初期化後の場合は、当然ながら数値やログが多少違う。私は既に、諸々の基本設定を終え、NetScreenを跨いでこのアーティクルを書いている。
左側のメインナビゲーションは一番下のToggle Menuを押すことで、デフォルトのJavaScriptによるものと、Javaアプレットによるものを切り替えることができる。
Javaアプレットにしておけば、画面をスクロールせず各メニューにアクセスできるようになるため、お薦めする。
次回はPPPoEの設定と、LAN/WAN間を接続するための、ゾーンの概念や初期ポリシーを見ていこう。